パソナグループの子会社「丹後王国」（京都府京丹後市、伊藤真人社長）は２２日、東京・大手町の同グループ本社内に開設した「大手町牧場学校」（伊藤学校長）の開校式を行った。地域産業の担い手となる酪農分野の人材育成や食育に関する研修プログラムを提供し、地方創生に寄与するのが目的。
開校式には都内などから約２０人の若手希望者が参加。同本社１３階に開設した「牧場」には牛、豚、ヤギ、アルパカなどが飼育されており、この日は動物への餌やりを体験＝写真＝やミルキーソープ（石鹸）の作り方などを学んだ。
開校式には齋藤健農林水産相も駆けつけ、「東京に住む人々にとって、酪農は遠い世界のことに思えるかもしれないが、都心に設けた牧場を通じて酪農に対する可能性が広がることを期待している」とエールを送った。
大手町牧場は、平日なら受け付けに申し込めば一般も見学可能。
