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2014年2月25日

メイテック新社長に國分取締役昇格、生え抜きのエンジニア出身  西本氏は会長職へ

 メイテックは25日、國分秀世(こくぶん・ひでよ)取締役執行役員(54)=写真=の社長昇格を発表した。同日の取締役会で決議、4月1日付で正式に就任する。14年余りにわたりメイテックを率いてきた西本甲介社長は、代表権のない会長職に専念。リーマン・ショック後の成長基盤の構築を目的とした同社の中期経営計画が3月末で満了することを節目に、生え抜きのエンジニア出身である國分体制に経営を継承する。

n140225.jpg 國分氏は1959年、福島県郡山市生まれ。82年3月、東海大工学部航空宇宙学科卒、同年4月にメイテック入社。98年に広報部長、2002年営業企画部長、03年に取締役に就任。07年、取締役派遣事業グループCEO、執行役員を務め、現職はキャリアサポート部門などの取締役執行役員。

 約14年間のエンジニア時代は、自動車や家電をはじめ、工場の生産設備の設計・開発など多くの業界で設計業務に従事。営業・教育・広報分野など多岐にわたる部署を経験しているほか、派遣事業グループの責任者も歴任するなど、メイテックのビジネスモデルに精通。同社が新卒採用を始めた初期に入社している。

 会長職に就く西本氏は、99年11月からメイテックのトップとしてけん引。バブル経済崩壊以降では、08年のリーマン・ショックという最大の危機を乗り越え、次なる成長の基盤づくりとして11年度から3カ年の中期経営計画に取り組んできた。社長退任にあたり西本氏は、「リーマン・ショックの危機を全社一丸となって乗り越えることができたのは、株主の皆さまのご理解があったからこそ。今後の持続的な成長に一定の事業基盤の構築ができたため、経営をつないでいくこととした」とコメントを出した。

 メイテックの13年3月期の売上高は約703億円、14年1月のエンジニア数は7320人。

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