インテリジェンスが運営する転職サービス「ＤＯＤＡ（デューダ）」が１５日発表した１１月の転職倍率は１．１８倍となり、前月比０．０２ポイント減、前年同月比０．０９ポイント減といずれも減少した。
企業の求人数は前年同月比１８．６％増、転職希望者数も同２７．９％増と高水準が続いているが、求人数が前月を下回ったため、転職倍率も下がった。
業種別ではＩＴ・通信が２．５３倍、メディカルが１．９４倍、サービスが１．３８倍と１倍を超えているが、一方で、金融は０．７２倍、メーカーも０．７３倍などに下がった。
ＤＯＤＡによると、１１月は消費増税の延長決定、衆議院解散、株価上昇など、市況が大きく変化する中で転職活動も様子見ムードになった。年内はこの傾向が続き、年明けから４月入社を目標に市場は再び活発化する見込みだという。
