帝国データバンクが31日発表した食品主要195社の価格改定動向調査によると、8月の飲食料品は1010品目、平均11%の値上げが予定され、品目数は1年前の1.5倍になることがわかった。単月としては3カ月連続で1000品目となり、今後も高水準の値上げが続きそうだ。
分野別で目立つのは、だし製品などの調味料が470品目、牛乳などの乳製品が281品目、冷凍食品などの加工食品が109品目。
すでに判明している11月までの累計公表分は1万9416品目に上り、昨年1年間分を55%上回っている。平均値上げ率は15%で、前年の17%をやや下回りそうだ。
同社によると、このペースが続くと年間では2023年以来の2万品目に達するのは確実で、家計への圧迫も強まる見通しだ。