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2014年12月29日

派遣会社の活用意識、低い浸透度  エン・ジャパンのスキルアップ調査

 エン・ジャパンがこのほど発表した派遣社員に対するスキルアップ調査によると、大多数の派遣社員がスキルアップに興味があるにもかかわらず、実際には多くが具体的な行動を取っていないことがわかった。調査は10~11月の1カ月間、同社サイトを利用している派遣社員ら2808人から回答を得た。

 派遣社員にとって重要な資格取得やスキルアップについては92%が「興味がある」「すごく興味がある」と回答したが、具体的には「行動に出ていない」が44%で最も多く、「読書」が22%、「今のスキルを向上できる仕事に就く」が21%など、積極的な行動に移していない人が多かった(複数回答)。また、「派遣会社の研修参加」はわずか10%しかなかった。

 関心のある分野は「英語・英会話」の51%、「エクセルなどのデータ集計・加工スキル」の50%、「ワード、パワーポイントなど資料作成スキル」の40%が上位を占めた(複数回答)。

 一連の回答で目立ったのは、派遣会社の活用に対する意識と期待感の低さ。派遣会社の研修に実際に参加している人は1割足らずで、「参加してみたい」人も23%程度だった。仕切り直して年明けの通常国会に提出される見込みの労働者派遣法改正案では、派遣会社に対して派遣社員のキャリア支援措置を義務付けているが、肝心の派遣社員の意識にまで十分に浸透しているとは言えない一端が浮き彫りとなった。

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