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2015年8月28日

7月の有効求人倍率は1.21倍に上昇

 厚生労働省が28日発表した7月の有効求人倍率(季節調整値)は1.21倍で前月より0.02ポイント上昇した。バブル崩壊直後の1992年前半と同じ水準で、人手不足が慢性化している。都道府県別では東京都の1.76倍が最高で、最低は埼玉県と沖縄県の0.84倍だった。

 新規求人倍率も1.83倍で前月を0.05ポイント上回った。新規求人数(原数値)は前年同月比4.3%増。産業別では宿泊・飲食サービス業の同10.3%増、医療・福祉の同8.7%増、生活関連サービス・娯楽の同7.4%などが高かった。

7月の完全失業率は3.3%、0.1ポイント低下

 総務省が28日発表した7月の就業者数は6381万人で、前年同月比24万人増、8カ月連続の増加となった。完全失業者は222万人で同26万人の減少、62カ月連続の減少となった。この結果、完全失業率(季節調整値)は3.3%で前月より0.1ポイント低下、3カ月ぶりに改善した。

男女別では男性が3.5%で前月比0.1ポイント低下、女性が3.2%で同0.1ポイント上昇となった。

 形態別雇用者数では役員を除く雇用者5293万人のうち、正社員は3336万人で前年同月より29万人増。非正規社員は1956万人で同17万人増となり、非正規率は37.0%。非正規のうち派遣社員は131万人で同12万人増えた。

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