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2020年4月16日

昨年は7.0%、20代は10%台 マイナビの正社員転職動向調査

 マイナビが16日発表した「転職動向調査2020年版(19年)」によると、19年の1年間に転職した人の比率は7.0%で、16年の3.7%、17年の4.2%、18年の5.3%から3年連続で増加した。

 最も高かったのは20代女性の13.4%(前年比4.1ポイント増)で、次いで20代男性の12.0%(同2.7ポイント増)。次いで30代女性の7.4%(同0.8ポイント増)、30代男性の7.3%(同1.6ポイント増)が高かったが、20代だけが二ケタとなり、若者の転職志向の強さが改めて浮き彫りになった。

 転職活動を始めた理由(複数回答)は、「仕事内容に不満があった」が30.6%で最も多く、「給与が低かった」の27.8%、「職場の人間関係が悪かった」の26.7%などが続いた。「給与が低かった」という理由は20代女性が37.7%、20代男性が29.2%を占め、いずれも他の年代より高かった。

 転職後の変化について、良かった点は「仕事に取り組みやすくなった」の56.3%、「労働時間が減った」の52.1%、「人間関係などの職場環境が良くなった」の51.1%などだったが、仕事内容については「簡単になった」の32.0%に対して、「厳しくなった」が34.8%と多かった。

 調査は2月に実施、20~50代の正社員1500人から有効回答を得た。男性が917人、女性が583人。

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