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2020年9月24日

半数以上が「今の会社に10年まで」 今年の新入社員、マイナビ

 マイナビが24日発表した2020年「新入社員の意識調査」によると、今の会社で働く期間は10年以内が過半数を占め、定年まで考えている人は2割にも満たないことがわかった。新型コロナウイルスに対する会社の対応の違いが大きな要因になっているようだ。

 今の会社で働く期間については、「3年以内」が28.0%で最も多く、「4~5年」「6~10年ぐらい」を合わせると50.3%(前年同期比3.5ポイント増)に達した。これに対して、「定年まで」はわずか17.9%(同3.9ポイント減)だった。

 10年以内でも「3年以内」が28.0%(同5.9ポイント増)で最も多かったが、中でも会社の新型コロナへの対応に「不満足」と答えた人が50.8%いたのに対して、「満足」と答えた人は18.6%どまり。コロナ対応の差が早期退職の意識に大きな影響を与えていることが推測される。

 調査結果について、同社は「テレワークの導入が困難であっても、"できる限りの取り組みをしている""社員の安全を考えている"という姿勢が社員に伝われば、会社に対する評価はプラスになる」と解説している。

 調査は7月31~8月3日に実施、22~23歳の新入社員800人(男女各400人)から回答を得た。

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