帝国データバンクが9日発表した全国女性社長分析調査によると、今年4月時点の女性社長比率は8.1%(前年比0.1ポイント増)となり、前年の横ばいからわずかながら上昇し、過去最高となった。調査対象は同社のデータベースにある全国約117万社。
平均年齢は63.2歳で、最も多い年代は「70~74歳」の15.9%。「65~69歳」の13.2%、「60~64歳」の13.1%が続いた。約6割が60歳以上で、高齢化が進んでいる。就任経緯では「同族継承」が50.8%で最も多く、「創業者」の35.3%が続いている。
資本金別では「1000万円未満」の割合が9.1%で最も多く、「1億円以上」は2.3%にとどまっている。業種別では「不動産」が16.9%で最も多く、32年連続のトップ。「サービス」の10.9%、「小売り」の10.7%が続いている。具体的に最も多いのは「保育所」の41.5%で、「化粧品販売」の35.1%、「美容業」の34.4%などが続いた。