リクルートホールディングス(HD)が9日発表した2025年3月期連結決算(IFRS)によると、売上収益(売上高)は3兆5574億7800万円(前期比4.1%増)、営業利益は4905億4200万円(同21.9%増)、税引前利益(経常利益)は5271億4300万円(同23.7%増)、当期利益は4085億400万円(同15.5%増)の大幅増収増益となった。当期利益は過去最高。主要指標の調整後EBITDAは6788億8900万円(同13.5%増)。期末配当は1株12円で、中間の12円と合わせて年間24円(同1円増)の増配とした。
売上高最大部門の人材派遣は、国内(スタッフサービスHDとリクルートスタッフィングの合計)が8051億円(同7.1%増)と堅調だったが、海外(スタッフマークHDなど)は派遣需要の鈍化が続いて8618億円(同2.4%減)と2年連続の減収。合わせると1兆6669億円(同2.0%増)となった。
HRテクノロジーは主力のインディードがAI活用による機能向上などで復活、売上高は1兆1265億円(同11.3%増)と昨年の減収から大幅増収となった。マッチング&ソリューションは求人広告がHRテクノロジーに移行したことなどから、人材紹介が2753億円(同9.7%減)となったものの、販売促進が5295億円(同7.5%増)に伸び、合計8160億円(同1.0%増)と3年連続の増収となった。
通期見通しは売上収益3兆5200億円(前期比1.1%減)、...
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