経団連が22日発表した今年の春闘回答状況(第1回)によると、加盟97社の回答・妥結額は加重平均で1万9342円(前年比5.38%増)となり、2年連続で5%台の大幅引き上げとなったが、昨年の1万9835円(同5.75%増)を金額、率とも下回った。
製造業は82社で1万8985円(同5.34%増)、非製造業は15社で2万234円(同5.48%増)。最も金額の高い業種は建設4社の3万946円(同5.64%増)、賃上げ率が最も高い業種は情報通信3社の2万3900円(同7.97%増)。17業種のうち、10業種で率が昨年を上回った。
調査対象は従業員500人以上の主要22業種244社で、そのうち回答のあった96社を集計した。