厚生労働省が30日発表した2024年度「雇用均等基本調査」によると、男性の育児休業取得率が40.5%(前年度比10.4ポイント増)と大幅に上昇、過去最高になったことがわかった。「産後パパ育休」の制度化などが押し上げ要因となったとみられる。
22年10月~23年9月の1年間に育休を取得した男性の比率で、このうち「産後パパ育休」の取得者は60.6%、有期契約労働者の取得者は33.2%(同6.3ポイント増)に上った。女性は86.6%(同2.5ポイント増)で、有期労働者は73.2%(同2.5ポイント減)とやや低下した。
調査は5人以上の常用労働者がいる6300事業所を対象に実施。うち3383事業所から有効回答があった(回答率53.7%)。