帝国データバンクが30日発表した食品主要195社の価格改定動向調査によると、10月の飲食料品は3024品目、平均17%の値上げが予定されていることがわかった。単月としては4月の4225品目に次ぐ水準で、値上げの常態化が進んでいる。昨年10月より100品目(3.4%)多く、10カ月連続で前年を上回る。
分野別で多いのは、アルコール飲料を中心にした「酒類・飲料」が2262品目でダントツに多く、包装米飯などの「加工食品」が340品目、焼き肉のたれなどの「調味料」が246品目となっている。
すでに判明している12月までの累計公表分は2万381品目に上り、昨年1年間分の1万2520品目を大きく上回る。23年の3万2396品目以来、2年ぶりの2万品目超えとなるが、11月以後の値上げラッシュは"小休止"を迎え、通年では2万1000品目前後の見通しとなりそうだ。