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2014年11月21日

「有期特別法案」は紆余曲折の末、解散直前に成立  政省令を定める労政審を経て来年4月施行

 今年の通常国会に政府が提出し、継続審議となっていた「有期雇用の特別措置法案」は21日、衆院本会議で可決・成立した。有期で通算5年超の労働者が無期転換を申し出ることができる労働契約法に「例外」を盛り込んだもので、今後、政省令を定める労働政策審議会を年内から年明けにかけて実施した後、来年4月に施行される。

 “滑り込み”で成立に至った格好。民主などが欠席する中で行われた採決で賛成多数で可決、その約5分後に衆院は解散した。

 

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