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2015年3月 9日

第2次助成218疾病を基本了承、指定難病検討委  総合支援法も127疾病を追加、対象疾病検討会

 厚生科学審議会の第10回指定難病検討委員会(千葉勉委員長)は9日、今夏から実施する第2次医療費助成の対象になる新規疾病について、厚生労働省が提示した家族性地中海熱など44疾病を基本了承した。前回までに了承された127疾病と合わせると計171疾病となった。

 また、厚労省はこの日、ミトコンドリア遺伝性難聴など47疾病については、すでに難病指定されている疾病の範囲に含まれる類縁疾病とみなすことを提案。これも合せると、助成対象は218疾病になるが、今後、分類の見直しなどによって疾病数は変わる可能性がある。

 一方、発症原因がある程度明らかになっている疾病や、患者数が多い疾病など、腫瘍性疾病を中心に難病法で規定する助成要件からはずれる390疾病も発表。これにより、厚労省が対象候補にリストアップした約610疾病の選定作業をほぼ終えた。

 同委員会は、19日の次回会合で、この日は指定候補からはずした疾病の診断基準などを精査し、指定要件に合致するかどうか整理し、結論を出す。これを受けて厚労省は、今月下旬にパブリックコメントを募集する。

 一方、障害者総合支援法対象疾病検討会(中村耕三座長)も9日、指定難病検討委の選定作業に合わせ、同支援法の対象疾病を検討。検討委が前回までに決めた筋ジストロフィーなど127疾病を福祉サービスの対象にすることを了承した。これにより、今年1月から対象になっている151疾病と合わせると278疾病になるが、こちらも検討委の最終結果を待って対象疾病を正式決定する。

 

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