帝国データバンクが30日発表した食品主要195社の価格改定動向調査によると、6月の飲食料品の値上げは1932品目、平均14%アップが予定され、今年最低の5月から一気に増えて2カ月ぶりに1000品目を上回る。昨年6月の3倍に上り、10月までの公表分では累計1万6224品目、15%アップの見通しで、2万品目を超えるのは確実な情勢だ。
6月も値上げの中心は、カレールーや香辛料など調味料の962品目、パックご飯や即席めんなど加工食品の755品目。乳価改定の影響でヨーグルトなど乳製品も106品目が値上げされる。
同社は「このペースが続くと、年間では23年以来2年ぶりに2万品目を超える可能性が高い」と予想している。