厚生労働省が27日発表した2025年の労働災害発生状況(確定値)によると、死者数は700人(前年比46人、6.2%減)の過去最少となった。17年の978人から8年連続の減少。また、休業4日以上の死傷者数も13万5333人(同385人、0.3%減)と5年ぶりに減少した。
死者数で最も多かった業種は例年と同様に建設業の214人(同18人減)で、製造業の115人(同27人減)が続いた。死傷者では製造業が2万6371人(同305人減)で最も多く、小売業が1万6464人(同21人減)、陸上貨物運送業が1万5632人(同660人減)で続いた。
事故の類型別でみると、死者は「墜落、転落」が最多の186人(同2人減)、「交通事故」が126人(同3人増)、「はさまれ、巻き込まれ」が117人(同7人増)の順。死傷者では「転倒」が最多の3万7195人(同817人増)に急増。次いで、腰痛など「動作の反動、無理な動作」の2万2166人(同52人減)、「墜落・転落」の2万864人(同165人増)の順。
高齢者の就労が増えているのを背景に、労災も年々増加。25年の60歳以上の死者は299人、死傷者は4万2318人となり、全体の各42.7%、31.3%を占める過去最高となった。企業にとって、高齢者の労災対策は一刻の猶予もない状況になっている。
一方、派遣労働者の死者は12人(同2人減)と2ケタが5年続いたが、死傷者は6809人(同233人減)と5年ぶりに減少、業種では例年と同様に製造業が2691人(同83人増)の圧倒的多数を占めている。






















