経団連が28日発表した今春闘の中小企業業種別妥結結果(最終)によると、加盟399社の加重平均で1万2201円(前年比4.25%増)となり、前年の1万1999円、4.35%増から賃上げ額は上回り、賃上げ率は下回った。大手146社の1万9752円(同5.37%増)に比べると金額、率ともかなり下回り、前年に続いて大手との格差がさらに拡大している。
製造業236社では1万3142円(同4.52%増)、非製造業163社では1万857円(同3.85%増)となり、製造業が金額、率とも非製造業を上回った。
従業員規模別では、300~500人未満の75社が1万2944円(同4.42%増)、同100~300人未満の194社が1万1970円(同4.20%増)と4%台を維持したが、同100人未満の130社では1万206円(同3.76%増)と前年と同じ3%台にとどまり、中小企業内でも「規模の格差」が依然としてみられる。
業種別で、最も高い賃上げ額は「輸送用機器」13社の1万6849円(同5.82%増)で、「鉄鋼・非鉄金属」17社の1万4453円(同5.00%増)、「電気機器」16社の1万4414円(同4.85%増)などが続いた。低いのは「印刷・出版」5社の7531円(同2.39%増)、「運輸・通信」43社の9086円(同3.53%増)など。賃上げ額は17業種のうち、「その他」を含む9業種で前年を下回った。
調査は従業員500人未満の17業種754社を対象に実施。うち平均額などが判明した399社分を集計した。






















