2024年8月12日
実質賃金、27カ月ぶりプラス転換も
続かなければ無意味、「好循環」は遠く
毎月勤労統計の6月速報値(従業員5人以上)で、給与額から物価上昇分を差し引いた実質賃金が27カ月ぶりのプラスとなった。...
2024年8月 5日
「就職お祝い金」禁止の実効性確保に動く厚労省、その背景と視点
「人と仕事を結びつける雇用仲介事業者」の共通ルール
雇用仲介事業者が求職者に金品を提供して転職を促す行為を防止する、いわゆる「就職お祝い金」の禁止規定。職業安定法の指針に...
2024年7月29日
最賃決着、政策総動員が必須条件
「大幅アップ」だけでは効果限定
今年の最低賃金(最賃)の目安はA~C3地域とも同じ50円アップの1054円(全国加重平均)で決着した。これを受けて、都...
2024年7月22日
25年大卒の就活、もうヤマ場越えた?
ルール形骸化明白、焦る企業側
25年春入社の大学生らの就職活動は、すでにヤマ場を越えたようだ。6月1日の企業による採用選考の解禁からわずか1カ月後に...
2024年7月15日
沈んだまま、家庭の消費マインド
食品値上げラッシュに防戦一方
景気回復の主役になるはずの個人消費が、長期低迷から抜け出せない状況が続いている。デフレ脱却には個人消費の回復が不可欠だ...
2024年7月 8日
「骨太の方針2024」、労働市場改革の継続と断行
「国民会議」開催、全世代型リスキリングの促進
政府は6月21日、「経済財政運営と改革の基本方針2024」(骨太の方針)と「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計...
2024年7月 1日
注目の24年度最低賃金、審議開始
2年連続の大幅アップなるか
2024年度の最低賃金を決める中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)の議論が6月25日に始まった。国民の実質賃金が...
2024年6月24日
総括:第213回通常国会で成立した雇用労働関係法制の要所
「雇用保険の加入対象拡大」「育成就労創設」など
「政治とカネ」で幕を開けた第213回通常国会は、6月23日に150日間の会期を終えて閉会した。終始、劣勢に立たされた政...
2024年6月17日
「カスハラ」の問題意識高まる、政府が法規制を視野
顧客との対面現場に集中、困難な「定義」付け
サービス業などで顧客による著しい迷惑行為(カスタマーハラスメント=カスハラ)を防ぐ法規制の動きが本格化している。政府は...
2024年6月10日
実質賃金、プラス転換は近いか
春闘効果、ようやく今夏にも?
国民生活に我慢を強いている実質賃金のマイナスはいつまで続くのか。厚生労働省の統計では4月もマイナスとなり、これで25カ...